『企業参謀』大前研一
戦略的思考について書かれた良書。
<POINT>
✓定量的、定性的に物事を考える
✓戦略家はイシューから考える
✓問題分析⇒仮説⇒実行
✓KSF(その業界での勝ち方)を明らかにしておく
✓できないではなく、出来るためにを考えるのが戦略家の仕事
問題分析:
①現象を抽出
この際、効率良く全体像が抽出出来る方法を考える必要がある。
具体的には
・数字、グラフ、フレームワークで出来るだけ定量的・具体的に表す
・定性的な側面からも考える
・多角的な面から分析、想定する(外内部、過去の実績、業界平均等)
など。
物事同士の関係性、平均との差が分かるような分析が好ましい。
②グルーピング
上記で出した差分や傾向に着目。事象をグルーピングしていく。
この際も方法論が重要で、効率的にグルーピング出来る方法は何かを考える。
フレームワークなどの活用が有効。
③抽象化
グルーピングしたものを抽象化することで課題の本質を見極める。
要は何なのかを考える。
④解決策の仮説立てと仮説分析・反証を行う
課題に対して考えられる解決策の仮説を複数考える。
その後、その仮説が正しいのかを過去のデータや現状などからなどから考える。
この際も定量的、定性的側面からの分析が必要。
分析後、最終的な結論(打ち手)が出される。
⑤実行計画
・打ち手の実行が難しい場合、実行ハードルを超えるための計画から引く