本読みゴリラ千冊への道

ゴリラ顔男の読書日記

『プリンセス・マーケティング: 「女性」の購買意欲をかき立てる7つの大原則』谷本理恵子

 
▼IN
■女
女性は本来の自分の姿を幻想の中に飼っている(お姫様)。
よって、現実は常に現実ではないため、いつも違和感や欠乏感の中で生きていて、歳を重ねるたびに現実の割合が大きくなり、幻想との矛盾は大きくなる。
故に女性は、人生において、自分らしさ(幻想の中にいる本当の自分)を取り戻し「自己充足」することが重要。
女性に物を売るとき、「自己充足」感が得られるモノ(コト)を提供するもしくは演出する必要がある。
※人生を変えよう!運命をかえよう!本来の自分を取り戻そう!
⇒運命の出会いを求めているため衝動買いが起こる
女性の興味関心は内向き:自分にとって正解ならOK
⇒パーソナライズが重要(私に取って納得のいくものがほしい)
⇒他者の購入体験を疑似体験して、自分ゴト化することが大事)
⇒買い物自体が楽しいかも重要
 
■男
男性は積み上げ式に生きているので、理想の自分はレベルアップして自分でつかみ獲るものであると考えている。
そのため消費財はお前のレベルアップを加速させるなどという売り方が効く。
男性の興味関心は外向き:相対的に比較して優れたものでありたいし、優れたものを買いたい
⇒価格優位性が効く(より安いも大事)
⇒スペック重視
 
■男女共通
誰から買うかの重要度合いが上がっている
⇒ものが溢れている差別化が難しくなっている
⇒比較検討が難しくなってる
ブランドが何を提供してくれるのか
だれがおすすめしているのか
 
▼OUT
”消費者の考えや趣向の「前提」を把握する”ことが、正しくニーズ・ウォンツを捉える事につながるという学びを得た。
女性マーケティングで重要な事柄は①②を仮説立て、メッセージを打ち出していくことにある
 
①女性の本来ありたい像はなにか
 └ありたい像の今のトレンドは何かをキャッチし続ける(今はどういうお姫様になりたい?)
 └トレンドはどういった時変化する?
②ありたい像になった時の感情は?

『文明論の概略』福沢諭吉

 
▼感想
当時、福沢諭吉現代日本を見て今後のビジョンを提示した内容の本。
歴史に造詣が深く、そこから原理原則を導いた上で結論を見出しているため、論に根拠があって非常にロジカル。
ただロジカルだけでなく、論や問題提起には諭吉さんのパッションがあって、とても感銘を受けた。
後書きにもあったが、現代日本を考える上でも転用可能であるし、日本人の精神や文化について考えさせられるという点において、日本人必読の書というのは納得。
 
▼学び
・文明とは「人類の知性と徳性の進歩」
・自由とは「それぞれの利益を追求、それぞれの力を活かす、それぞれの意見を受け容れる(ここのバランスをとる)」こと
・原因には近因(直接的な要因)、遠因(間接的な要因)がある
・徳と智は私徳と公徳、私智と公智にわけられて、中でも公智が最重要

『企業参謀』大前研一

 

戦略的思考について書かれた良書。

<POINT>

定量的、定性的に物事を考える

✓戦略家はイシューから考える

✓問題分析⇒仮説⇒実行

✓KSF(その業界での勝ち方)を明らかにしておく

✓できないではなく、出来るためにを考えるのが戦略家の仕事

 

問題分析:

①現象を抽出

この際、効率良く全体像が抽出出来る方法を考える必要がある。

具体的には

・数字、グラフ、フレームワークで出来るだけ定量的・具体的に表す

・定性的な側面からも考える

・多角的な面から分析、想定する(外内部、過去の実績、業界平均等)

など。

物事同士の関係性、平均との差が分かるような分析が好ましい。

 

②グルーピング

上記で出した差分や傾向に着目。事象をグルーピングしていく。

この際も方法論が重要で、効率的にグルーピング出来る方法は何かを考える。

フレームワークなどの活用が有効。

 

③抽象化

グルーピングしたものを抽象化することで課題の本質を見極める。

要は何なのかを考える。

 

④解決策の仮説立てと仮説分析・反証を行う

課題に対して考えられる解決策の仮説を複数考える。

その後、その仮説が正しいのかを過去のデータや現状などからなどから考える。

この際も定量的、定性的側面からの分析が必要。

分析後、最終的な結論(打ち手)が出される。

 

⑤実行計画

・打ち手の実行が難しい場合、実行ハードルを超えるための計画から引く

『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝

キャッチコピー:これを読めば読書は人生を「どう」豊かにしてくれるのかが分かる!

 

コミュ力があがる

コミュ力とは(他人)認識力なので、

著者との対話である読書では実はコミュ力が培われる。

 

②点と点とがつながり、知的好奇心に溢れる

何かひらめく瞬間や行動に現れる瞬間はいつも、点と点がつながる瞬間である。

広く深く本を呼んでいると、101冊目意向を堺に一気に点と点が繋がり出し、

時間対(読書対)効果が良くなる。すると又読みたくなる。モノを知りたくなる。

 

③教養が身につく

「驚ける・発見出来る」は教養があるから。

教養がないと珍しい花が咲いている場合見過すが、知っていればその日は得した気分になる。「高い教養」と「豊かな人生」は紐ついている。

 

▼ヒトコト感想

自分の思考の停止を感じたら、本を開くようにする癖をつければ、また思考のサイクルが勝手に回りだす気がした。

最初に紙に文字書いて残そうと思った、金メダル。

『自分の中に毒を持て』岡本太郎

岡本太郎

人生に挑み本当に生きる=新しい運命を切り開き続けること

上記達成するための要素としては大きく2つ

・捨て続けること

・自分を貫くこと

 

細分化すると

▼捨てる

・世間体を捨てる(嫌われたくないが故に世間向けに作った自分を捨てる)

・成功体験を忘れる(成功を掴んだ自分の考えやこれまでの自分を忘れる)

▼貫く

・弱い自分を認めて受け入れ切る(見城徹でいう自分に絶望しながら努力せよ)

・自分で納得して決めたことだけやる(人の目など一切気にするな)

 

 

いわゆる血反吐を吐きながら生きていけという人生観。

 

■感想

生き方は人それぞれなので、成功はない。

自分が納得できるものであればどんな形でも良いと思う。

ただ、自分の性分では「虚像の世界で自分を少し殺し、なんとなく幸せだったと言い聞かせて死んでいく」か

「正面から自分と世間と向き合い、死ぬときに少し爽快感が残る人生にしたいか」の二択を迫られてしまう。そしてその二択なら後者を選びたい。

判断軸としてはごくシンプルで、後悔を残したくないからだ。

やれたことをやらなかった人生が一番つらい。なので目下辛いことがあっても、自分から逃げないように生きいこうと思う。

葉っぱ 、銀色 夏生、幻冬舎文庫

どうも、ポエムゴリラです。

 

本書は比較的そんなに心に響く詩が多くはなかったのですが、

最後のページの「葉っぱ」という詩が良すぎたので写真貼っておきます。(笑)

自分の人生感をひとつの詩としてこんなにきれいに、美しく、まとめ上げているところにとても感動を覚えていて、本当に気持ちいい詩だなとおもいました。

 

相変わらずの毎日だけど毎日発見があって、

それはもう知り尽くすのが不可能なほどあり、まだ見ぬほどの知らないことがあるのだろうと思うと、明日に人生に期待をせずにはいられないというこのワクワク感、

人生を楽しく生きていくには、やはりこういった「人生を見る窓」を良い形で構築することがほんとうに大事だなと改めて思いました。

 

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『採用基準』伊賀泰代、ダイヤモンド社

ブログってめんどくさいですね★

本読みゴリラです👀

 

リーダーとして生きて行くことは、

・世界を視野に働く際の重要なポイントである

・人生をコントロールすることにつながる

ということであり、

リーダーにとって重要なことは

・目標を掲げる・先頭を走る・決める・伝える ことである

であるということを学びました。

 

特に、今回僕の中で考えさせられた点が2つありました。

1つ目は、常にリーダーシップが問われているということです。

本書に出ていた例で言うと、タクシー乗り場で行列を成して待っている際後ろの人に、

「品川方面の人いますか!一緒ノリます?」と声を掛けるかどうかであったり、

もしかすると道にあるゴミを拾ってコンビニのゴミ箱に捨てるとかもリーダーシップかもしれません。

働く現場であるとかの前に地球で生きている限りは人類としてのリーダーシップを常に問われているということに気付かされました。

 

2つ目は、リーダーが成すべきことは(テクニックも覚悟も要するかつ状況によっても求められるリーダー像は変化しますが)意外とシンプルであるということです。

これは結構大事なことだと思っていて、ポジションとしてのリーダーをやっていると多く気を揉むことが有りすぎて、なんだか自分の最低限成さねばならぬこともよくわからなくなってくるときがあると思っています。

なので、そうなってしまったときはシンプルに立ち戻ることが重要なのではないかと思いました。

 

今回感想固め!!!!