『手紙』東野圭吾、文春文庫

人生を楽観するのでもなく悲観するわけでも無いですが、

何かに対して「正しい」と思うことなど一生出来ないと思いました。

選択することを意識せず人生に何かしらのジャッジをせずに生きていくか、

自分で下した決断に対してこれは正解だったと思いながら生きていくか、

あるいは選択した先に正解など無いがとにかく生きていくと腹をくくるか。

もっと無数の考え方が存在するはずですが、

自分で選べば正解、納得すれば正解、人を幸せすれば正解、または逆に不正解など存在しないと思いました。

差別に関しても、被害者を憐れむことも、蔑むことも、リアクションを取らないことも見る角度によっては全て差別であり正解や不正解など無い。

常にあるのは「そのまま」であるということを本書から受け取った気がします。

この本、感想がかけない。。（笑）