『ニッポン2021-2050』 落合 陽一・猪瀬 直樹、角川書店
日本というコミュニティの一人であることを非常に意識せられる一冊でした。
そもそもこの本を読む前に落合陽一の動画か何かで、
「社会問題に対して意識が向いている人は増えてきたけど、本気で考えている人はいないし、動いている人はもっといない」と言っていたのを聞いて、
「あ、自分のことだな」と思い、日本にある社会問題とそれに対する打ち手を考えながら過ごそうと思い、本書を手に取りました。
本書は日本の現状、これまでの歴史から考えられる未来を見せた後、
その未来を歩むために国、事業、個人はこう考えると良いという画期的な様々な提案をしてくれます。
世界的に高齢化が進む中、先進国の中で早々に窮地に追い込まれているのが日本です。
世界は日本がこの波を超えられるか、どう超えていくのか、または滅びていくのかを見ています。
本書の考え方の中で一番魅力的だったのは、世界問題に早い段階で向き合わなければならない環境がこの国にはあり、もしこれを解決することができればきっとグローバルな課題解決にも展開ということです。
この発想に感動しました。
焦りながら、しかし悲観することなく日本のローカルな社会問題を解決できるように
学び、行動をしていこうと思いました。